こんにちは、サンプランナーズです。
今回は、家庭用太陽光発電の基礎知識について分かりやすく解説します。
太陽光発電の設置を検討するにあたって、まずは太陽光発電に簡単に知ってもらえたらと思います。
【サンプランナーズについて】
サンプランナーズは山口県で家庭用太陽光発電に関するご相談をお受けしております。
お客様に安心してご利用いただけるよう、3つのことをお約束いたします。
【お客様との3つのお約束】
- しつこい営業は一切しません
- お客様から料金をいただくことはありません
- デメリットもきちんとお伝えします
家庭用太陽光発電に関して、
- 不安に思うこと
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このようなことがあれば、どんな些細なことでも大丈夫なので、ぜひお気軽にご相談ください!
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太陽光発電システムとは
太陽光発電システムとは、太陽の光エネルギーを電気に変換するシステムです。
太陽の光が太陽光パネルに当たることによって発電します。
太陽光が太陽光パネルに当たることが発電条件となるので、
- 太陽の出ていない夜
- 雪が太陽光パネル全面に積もっている
このような場合は発電しません。
一方、雨や曇りの日は発電量は少なくなるものの、全く発電しないということはありません。
太陽光発電システムは主に次の6つの機器で構成されています。
(※カラーモニターを含めて6つです)
今回は、この中でも特に知っておいてほしい3つの機器について説明していきます。
- 太陽光パネル(モジュール)
- 接続箱
- パワーコンディショナー
- 分電盤
- 電力量メーター
- カラーモニター
太陽光パネル(モジュール)
太陽光発電システムの中でもメインとなる機器です。
一般的には太陽光パネルと言われていますが、カタログや見積書では“モジュール”と表記されていることが多いです。
太陽光パネルのカタログには最大出力や変換効率が書かれています。
最大出力とは、“パネル1枚が発電できる最大能力”のことです。
こちらは、パネル面積によっても変わるため、必ずしも数値が高いほどパネルの性能が高いというわけではありません。
パネルの性能を見たい場合は、変換効率を見ましょう。
変換効率とは“太陽の光エネルギーをどれだけ電気に変換できるか”というものです。
こちらは、パネルの面積を考慮して計算されており、数値が高いほどパネルの性能は高くなります。
太陽光発電システムの設置容量は太陽光パネルの合計出力によって決まります。
例えば、出力340wのパネルを10枚設置した場合、
340w × 10枚 = 3400w = 3.4kw
設置容量は3.4kwとなります。
パワーコンディショナー
パワーコンディショナーは略称として、“パワコン”と呼ばれています。
太陽光パネルで発電した電気は直流で、自宅で使ったり、売ったりするのは交流です。
したがって、“発電した電気は直流から交流に変換する必要があり、そのための機器がパワコン”です。
パワコンには屋内に設置するタイプと屋外にタイプがあります。
どちらも一長一短あるので、家の状況や好みに応じて選択してもらえたらと思います。
パワコンにも出力があります。
例えば、太陽光パネル7kw、パワコン5.5kw
この場合だと、設置容量は7kwで最大出力は5.5kwとなります。
実際に自宅で使ったり売ったりできるのは、パワコンの最大出力の5.5kwとなります。
パワコンに対して太陽光パネルの方が多い状態を“過積載”と言います。
過積載と聞くと、なんだか良くないイメージをもたれる方も多いかもしれませんが、太陽光発電においては過積載は一般的なことです。
過積載は、
- パワコンの能力を最大限使える
- 家庭用太陽光発電区分の範囲内で発電量の底上げができる
- パワコンの台数を少なくすることでコストを削減できる
このようなメリットがあります。
一方で、パワコンの出力を超える量を発電したとしても、“その分は捨てることになる”というデメリットもあります。
(※ピークカットと言います)
このデメリットを上回るメリットがあれば、過積載したほうがお得となります。
カラーモニター
カラーモニターは、
- 現在の発電、売電、消費、売電、買電の状況
- これまでの発電、消費、売電、買電の実績
- 環境貢献度
などをモニターで確認することができます。
太陽光発電設置後にユーザーが最も多く使う機器となります。
発電モニターは、発電の状況を目で確認できる重要な機器です。
太陽光発電設置後は、発電量は定期的にチェックし、異常がないか確認しておきましょう。
太陽光発電で知っておくべき3つの単位
太陽光発電では次の3つの単位を覚えておきましょう。
- w(ワット)
- kw(キロワット)
- kwh(キロワットアワー)
w(ワット)
w(ワット)とは“電力を表す単位”です。
w(ワット)は、
- 太陽光パネル一枚の出力
- 電化製品の消費電力
このようなところで使われています。
kw(キロワット)
kw(キロワット)は先ほどのw(ワット)と同じで、“電力を表す単位”です。
wの1000倍がkwになります。
1000w = 1kw
kw(キロワット)は、
- 今現在の瞬間的な発電量、売電量、消費量
- 太陽光発電システム全体の設置容量
このようなところで使われています。
kwh(キロワットアワー)
kwh(キロワットアワー)とは、“電力量を表す単位”です。
例えば、1kwを1時間発電した場合1kwhとなります。
発電量が倍になれば時間は半分になります。
1kw × 1時間 = 1kwh
2kw × 30分 = 1kwh
kwh(キロワットアワー)は、
- 発電して溜まった発電量
- 電気を売ったり、買ったりする単位
このようなところで使われています。
太陽光発電ってどれくらい発電するの?
発電量は、天候、気温、設置地域、設置方角、設置角度など様々な条件によって変わります。
月単位で見ると、一般的に“最も発電量が多くなるのは5月”です。
夏が一番多く発電のでは?
このように思う方も多いかもしれませんが、“太陽光発電は暑さに弱く、パネルの表面温度が高くなってしまうと発電効率は低下してしまいます。”
こちらは、一日あたりの最高発電量をグラフにしたものです。
(わが家の太陽光発電の発電実績)
5〜6月がピークになっていることが分かると思います。
ただ、6月は梅雨があるため、それを考慮すると最も多く発電するのは5月となります。
(ただし、天候によって左右されので、必ずしも5月が一番多くなるとは限りません)
年間の平均発電量は、“設置容量1kwあたり1200kwh”ほどです。
オール電化住宅だと、平均で年間6000kwhほど電気を消費するので、
太陽光発電5kwだと消費量と同じくらい発電することになります。
FIT制度(固定価格買取制度)
FIT制度(固定価格買取制度)とは、国が指定する固定単価で、大手電力会社が発電して余った電気を買い取ってくれる制度です。
家庭用太陽光発電の場合、固定価格での買取期間は10年間になります。
単価は、経済産業省が決めており、毎年度見直しが行われています。
以下のグラフは単価の推移です。
売電単価は年々下落傾向にあり、2009年と比較すると“3分の1程度まで下がっています。”
2024年度の単価は16円です。
2025年度は15円となることが決まっています。
FIT制度での売電にかかる財源は、電力会社が負担しているのではなく、“再エネ賦課金”として電気代の中から徴収されています。
太陽光発電設置の有無に関わらず、電気契約がある全ての世帯で支払っています。
再エネ賦課金は、
買電量 × 単価
これで計算されます。
先ほどの電気代画像の場合だと、買電量は283kwh、再エネ賦課金単価は3.49円なので、
283kwh × 3.49 = 987円
となります。
再エネ賦課金の単価は毎年度見直しが行われており、以下のように推移しています。
2023年度に一度下がったものの、年々上昇傾向ににあります。
家庭用太陽光発電と産業用太陽光発電の違い
太陽光発電の区分は大きく分けると、家庭用と産業用に分かれます。
(産業用はその中でさらに細かく区分されています)
家庭用と産業用は出力によって区分されます。
- 家庭用:出力10kw未満
- 産業用:出力10kw以上
出力によって区分されるため、
例えば、自宅の屋根に設置したとしても、出力が10kw以上であれば産業用となります。
また、設置容量が10kw以上でも出力が10kw未満であれば家庭用太陽光発電となります。
(過積載)
- 家庭用:太陽光パネル11kw、パワコン9.9kw
- 産業用:太陽光パネル11kw、パワコン11kw
家庭用と産業用(出力50kw未満)の主な違いは以下のとおりです。
産業用太陽光発電は、売電価格が安く、その単価で20年固定されても、正直あまり良いとは思いません。
さらに、定期報告が義務付けされているなど、設置後の手間も増えることもあり、それらを考慮すると、
おすすめは、家庭用太陽光発電です。
家庭用太陽光発電で発電した電気は、まず自宅で使用することが優先となります。
したがって、売電収入が多くほしいからといって発電した電気を全部売るということはできません。
まとめ:家庭用太陽光発電は正しく知った上で検討しましょう
今回は家庭用太陽光発電の基礎知識について解説しました。
家庭用太陽光発電で後悔しないためには、まずは正しく知ることが大事です。
家庭用太陽光発電に関して、
- 疑問に思うこと
- 不安に思うこと
などあれば、ぜひ一度「サンプランナーズ」にご相談ください。
どんな些細なことでも大丈夫です。相談も全て無料なのでお気軽にご利用ください。
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